美月の闘病ブログ

PMS/月経困難症/うつ病の闘病ブログです。

PMS/PMDD/うつ病のはじまり③

 

久しぶりの更新です。

 

前回は、病院を受診するまでのことを書いたので、今回は私がピルと漢方での治療をはじめてからうつ病になるまでのことを書こうと思います。

 

まず漢方は一日3回、食後に飲みはじめました。

ピルは毎日忘れないように夜寝る前に飲む事にしていました。

お医者さんにはごく稀に副作用で血栓になる方がいるので、水分を小まめに取ったり、長時間座っている時は少し足を動かすなどするように、と忠告を受けました。

少し怖いなと思いながらも、毎日欠かさずにきちんと飲んで休養を取りました。

薬だけに頼るのも体に良くないと思ったので、生活リズムを崩さないように早寝早起き、三度の食事、程々の運動を心掛けました。

私は勝手にこれで解放されるものだと思っていましたが、期待は裏切られ、日に日に体は弱っていきました。

まずは、吐き気と気怠さと異常な憂鬱感で食欲が無くなっていきました。

頑張っても、一日一本、小さな紙パックの野菜ジュースを飲めれば良いほうでした。

それでも、薬を飲む事は元気になるためだし、副作用に慣れるのに3ヶ月はかかると言われたので、とにかく私は耐え続けました。

しかし、食欲は落ちる一方、気持ちは今までに無いほど情緒不安定になり、今までの自分がいなくなってしまったかのような感覚でした。

副作用に耐えられず、不眠症気味だった私は頓服薬として、睡眠薬も処方してもらっていました。

少しでも落ち着ける空間を作ろうと、ハーブティーやアロマなんかも試してみました。

これは、軽い症状の時には個人的には結構落ち着けたので今現在も続けています。

ただ、軽い症状の時より重い症状の時がだんだんと目立っていきました。

今まで、自分の中で消化できていた不安や不満が大爆発をし、自分で自分をコントロール出来なくなりました。

あの時の私は例えるのであれば、まるで〝癇癪を起こした子供〟です。

怒れば物に当たり散らし、悲しくなれば泣き喚き、周りの人にかなりの迷惑を掛けましたし、部屋もぐちゃぐちゃになっていきました。

信用していた人にも愛想を尽かされる程でした。

「そりゃそうだろ…」と今は思える余裕が出来ましたが、あの時の私にはその事が相当なショックでした。

一番頼りたかったし、一番理解して欲しくて、信用していた人だったので、もうその人に愛想を尽かされた私は生きている意味がないと思ったのです。

その後、記憶が無くなるほどのお酒と睡眠薬を飲みました。

何度も自殺をしようとしました。

 

私の体調が最初から良くなかった事と、ピルが合わなかったという事実が重なり、私の生活、人間関係、自分自身、全てが壊れていったのです。

そんな時間を繰り返しながら、ピルを3ヶ月飲み続けた結果は、予想通り私には合わなかったのです。

あんなに苦しい時間を耐えたのに…と私は絶望しました。

その後、漢方薬と頓服薬の抗不安薬睡眠薬で治療をする事になりました。

ですが副作用が消えても、精神状態は一向に回復せず、私は生理周期に限らずうつ状態が続いていったのです。

生理周期になると特に酷くなります。

そんな私は周囲の人には一見置かれ、常に部屋で一人ぼっちになりました。

 

なりたくて、こんな自分になったんじゃないのに…。

治したくて、薬を飲んだのに。

今まで、我慢してきた事、誰かにわかってほしい。

 

色んな気持ちを、誰にも伝えられないまま私は通っていた病院を婦人科から、メンタルクリニックに変えました。

そして、とうとうそこで【うつ病】と診断されました。

 

これが、私がPMSからPMDDになり、最終的にはうつ病になった理由です。

今言える事は、あまりにも酷い副作用が出た場合、早めにやめた方が良いという事です。

治療している本人は、自分の事で一杯になり気づけない事もあるので、周りの人が気づいて止めてくれると助かると思います。

私が言うとわがままに聞こえてしまうかもしれませんが、あの時一番必要だったのは周囲の認知と、理解だったのかもしれません。

自分でも自分の状況を理解できずパニックを起こしている感じだったので、とにかく私は責める言葉より…「大丈夫」「これは病気のせいだから」と言う言葉が心の底から欲しかったです。

ネットで落ち着く言葉を調べた上で、そう思いました。

周りの人もきっと、身近な人がこんなに豹変してしまったら戸惑うのは当たり前でしょう。

ですが、第三者の目線で冷静に見てくれる事が何よりもの支えになると思います。本人は、元気になる事に必死だと思うので、ただ見守ってくれることが幸せなんです。

私は普段と変わらない光景が、この時は希望に思えました。

 

今回も長くなってしまいましたが、うつ病になってからの話は次回にしようと思います。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

 

闘病ブログ/美月

 

 

 

 

PMS/PMDD/うつ病のはじまり②

 

こんにちは。

今日は前回の続きをお話します。

 

仕事が始まり、最初は大変ながらも全てが新鮮で、前向きに取り組んでいました。

1ヶ月間、生理周期は辛い部分もありましたが、それは乗り越えられないものではありませんでした。

しかし入社し、2ヶ月目に入った時の事です。同期との劣等感や、人とのコミュニケーションが気になり出した頃です。

 

まずはじめに違和感を覚えたのは、何かを説明されても、言葉が入ってこないという事です。

必死にメモを取ってみたり、聞いている最中に理解をしようと努めても、聞き流しているつもりなんて無いのに、何を言われているのかサッパリ覚えられないのです。メモを見返しても、記憶が無いので何を書いているのか分かりませんでした。

常に頭がぼーっとしている状態です。

その時は仕事に慣れていないからかな…と思いました。しかし、それは休日誰と話しても、何の話題でも同じでした。

何度も聞き返してしまったり、相槌を打っている自分がいるのに、何の話か理解できていないのです。

そしてもう1つ、私が悩まされていたのは物忘れです。

今まで、忘れ物も、人と話した内容も忘れ過ぎて困った経験はありませんでした。

頭がぼーっとしているせいか、大切な物事をとことん忘れ、人との約束、物をしまった場所、自分が話した内容など、最初から何もなかったかの様に忘れ過ぎていました。

何かを話そうと思い立って口を開いても、言葉が出てこなかったり、話そうと思った内容が思い出せない事も増えました。

それが原因で人に迷惑を掛けて謝る事も多くなり、自分を責める毎日でした。

 

そして生理周期に入ったある朝、心身共に重たく、起きられない日がありました。その日はどう足掻いても身体が言うことを聞かず、お休みを貰いました。このままではいけないと思い、そこでやっと病院に行く事を決心しました。

今思えば、もっと早く行けなかったの?と言いたくなりますが、あの時の私は自分がPMSと診断されるなんて頭の片隅にもありませんでした。

その時は必死で自覚なんて無く、自分は物覚えが悪い仕事の出来ない人間なんだと感じていただけでした。

プライベートでも極端に怒ったり泣いたりする事も多く、対人関係のトラブルも増えていました。

病院で、PMSと診断され、全てに納得しました。そこで大まかに②種類の薬を説明されました。

 

・低容量ピル(即効性はあるが体に合わない場合副作用などのリスクが伴う)

漢方薬(効くまでに時間は掛かるが体に負担が少ない)

 

上記の話を聞いて、もし副作用が出た時に仕事に影響してしまったら困るので、時間は掛かっても体に負担の少ない漢方薬を選びました。もちろん、飲み始めてもすぐ効くわけではないのでPMSと付き合いながら、仕事をしていましたが治療を始めたのが遅く、症状は悪化しPMDDになり、3ヶ月を過ぎた頃には結局仕事を休みがちになっていました。

そして、お医者さんや会社の人とも相談を重ね、私は休職することになりました。

 

その後私は、早く復帰をする為にも、ピルと漢方薬を併用する治療に切り替えました。ですがそれからが、地獄の様な日々の始まりでした。そして、それがうつ病になる段階でもあり、あの時どうする事が良かったのかは今考えても分かりません。

ですが、1つだけハッキリ言えることは、自分の体と心に違和感を感じている方がいたら、勘違いでも良いんです。早く病院へ行ってください。

早めに受診した方が良いと聞きますが、それは本当だと身に染みて感じました。

それが私の一番の後悔です。

長くなってしまったので、続きは次回にしようと思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

悩まれてる方や、質問や感想などコメント頂けたら嬉しいです。

 

 

闘病ブログ/美月

 

 

 

PMS/PMDD/鬱病のはじまり。

 

はじめまして、美月と申します。

このブログは自己満足のようなものなので、こんな人もいるんだなという気持ちで読んで頂けたら幸いです。

 

まずはじめに、健康な生活を送っていた私が病気になるところまでを書こうと思います。

長くなるのでお急ぎの方はお控え下さい。

 

数年前、私は専門学生でした。

好きなことを学び、良い友人にも恵まれ所謂充実したハッピーライフというものを送っていました。

学年が上がり、クラス替えをし、就職活動がはじまり、過ごしてた環境がガラっと変わりはじめました。

しかしここまでは幸せな事に、就職活動も夏休み前には終わり、少し余裕をこいていた私に就職先からある意見をいただきました。

「入社までの練習にもなるし、アルバイトをしてみない?」と。

その時すでに他でアルバイトをしていた私はそっちを辞めて、会社の方のアルバイトをはじめました。

今思えば、それがきっかけの始まりでした。

タイミングというのは、なぜいつも悪いのでしょうか。

学校では卒業に向けての試験がはじまり、その後アルバイトへ行っていました。

気を使って頂いてシフトは少なかったのですが、それもあってかその場の人と馴染めず悩みを抱えていました。

それに重なり、私事ではありますが、お付き合いしていた彼とのトラブルも増えていき、友人や家族とのいざこざも重なっていきました。

そんなある日の朝です。

いつもは目覚ましがなるとすぐに起き上がり洗面所へと向かうのですが、目覚ましを止めても、いつものように体が起き上がってくれないのです。

まるで上から誰かに乗っかられているような感覚でした。

どことなく、心も鉛のように重く沈んでいました。

私は専門学校が本当に大好きだったので、インフルエンザなどよっぽどの時以外は欠席をしなかったのに、なぜかその日から全てがどうでもよくなってしまったのです。

しかしそんな出来事を、私はただ疲れが溜まっていたんだと言い聞かせていました。

何故なら、生理周期が過ぎればいつもの自分に戻れていたからです。

本当は、心の片隅でもしかしたら…という嫌な予感に気付かない振りをする事に必死でした。

学校やバイトを生理周期に入る度に時々休みながらも、うやむやにしたまま、私は卒業し、そのまま入社をしました。

 

はじめの2ヶ月間、必死に仕事を覚えよう、周りの人と仲良くなろうと休む事なく目まぐるしく働きました。

しかし研修期間と呼ばれる3ヶ月が終わる前に私は仕事を辞めざる終えない状況まで、落ちていきました。

入社後、まるで自分が自分ではなくなってしまったかのように感じた変化を、次のブログでお話しようと思います。

 

こんなに長く不慣れな文章を、最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

心から嬉しく思っております。

コメントで、質問や感想などございましたらいつでもお待ちしてます。

 

闘病ブログ/美月